《保存版④》平凡な人達の面接対策
今回は《保存版》平凡な人達の面接対策を記事にします。ハイスペックな人の面接対策ではございませんので注意してください。保存版なので真面目に書いてみます。この記事が誰かの役に立てば幸いです。
第一印象
以前の記事にも記載しましたが、第一印象を決める要素はメラビアンの法則で「視覚55%」「聴覚38%」「言語情報7%」だと言われています。第一印象を良くしなくては面接において防具も無く戦場に向かっている様なものです。
視覚を決める要素
◇ 顔・髪型
一番視線が行く箇所です。髭は剃り、顔を洗い、寝癖をなおし、鼻毛もチェックしましょう。男性といえども日頃からのお肌のメンテナンスは行いましょう。何事も比較されます。同スペックで清潔感がある人とそうで無い人がいたら100%に近い確率で前者を選びます。
◇ スーツ・シャツ
TPOを考えた服装で行きましょう。スーツはヨレヨレではありませんか。ホコリやフケは要注意です。ネクタイは緩まず、シャツの第1ボタンをはめ、スーツの第1ボタンもはめましょう。スーツの第2ボタン(一番下のボタン)は外して大丈夫です。
◇ 小物
鞄はビジネスバックを使用しましょう。靴は磨き、無駄に減点にならないようにしてください。履歴書や職務経歴書などの持ち物は家を出る前に必ずチェックしてください。
ビジネスにおける身だしなみは、当たり前のことが当たり前に出来ない人は沢山います。面接は自分のおしゃれを披露する場ではありません。商談の場です。
また、一部の企業ですが私服指定の場合があります。悩むところですが、基本的にはビジネスカジュアルを着用するのが無難です。但し、アパレル企業の私服指定はその企業のブランドとイメージが合うかどうかを見られているので注意してください。
◇ 非言語コミュニケーション
態度や表情、目線や仕草から得られる情報も第一印象を決める要素となります。基本的なビジネスマナーを習得している方でも、特に面接官が自分より年下の場合は無意識に横柄な態度をとってしまう可能性がありますので注意してください。
表情については「笑顔」と「真顔」を使い分けましょう。笑顔は営業スマイルで結構です。営業スマイルが出来ない人は自然に出る様に練習してください。鏡の前で笑顔を作るだけで練習になります。現在はマスクをつけているので、笑顔を作る練習は出来ます。
ボディランゲージについて大げさなものは控えた方が得策です。但し、全く使わないよりは使った方が誠実さが相手に伝わりますので有効活用しましょう。
聴覚を決める要素
◇ 声の大きさ・トーン
想像してみてください。自分が面接官だとして、話している人の声が適切では無かったとしたら。声の大きさは相手に届くように話しましょう。トーンも感情を込める場合と込めない場合を使い分けましょう。
◇ 話す速さ・話し方
棒読みは厳禁です。人の心を動かすにはそれなりの話し方というものがあります。それは話す速さや話し方で大きく変わります。
分かりやすい例で言えば、安部元首相。彼が記者会見などを行っている際には独特の区切りを使っていたと思います。あれは、言葉を強調するために区切っていたのです。
面接も同じです。人と人との会話には変わりませんが、強調したい言葉があるのであれば区切りを使ってみてください。コミュニケーション能力が高い方は、結論から話します。それに対しての理由。そして未来に向けてを普通に論理的に話せます。そういったハイスペックの人達が相手の場合もありますので可能な限り練習はしておきましょう。
言語情報を決める要素
◇ 内容・言葉そのもの
地方の方は極力標準語を話した方が良いのでは無いでしょうか。村長も関西出身ですが標準語を話しているつもりです。理由は単純で「方言がわからない」場合があるからです。 ちなみに地方の方が標準語で話しているつもりでも訛っています。
また、専門用語を使う場合は相手に理解してもらわないといけません。その補足説明が出来るのであれば大丈夫ですが、補足説明が出来ないのであれば専門用語は避けた方が無難です。こんな事で攻めるよりは他の所で攻めましょう。
自己紹介
面接では100%に近い確率で聞かれます。「自己紹介」「自己PR」「キャリアの説明」など言葉は違えど内容は一緒です。 事前準備を必ずしていく必要があります。
所要時間
一般的な自己紹介に要する時間は3分程度です。3分というと「約900文字」程度の内容です。第一印象を決める要素でも述べましたが、棒読みは厳禁です。1分だと短く感じます。また5分だと長く感じます。話しを聞いていて感覚的に丁度いいのも3分程度という事です。
説明の方法
自分は何を伝えたいのか?と点で内容は変わってきます。職務経歴概要を伝えたいのか?それとも実績を踏まえたうえで今までの経験を詳しく伝えたいのか?
忘れてはいけない事は面接官の手元に応募書類があるということです。
つまり、自分が話している時に面接官がどこを見ているのか?基本的に「求職者」と「応募書類」を見ています。応募書類とかけ離れていることを面接官に伝えても記憶には残らないという事です。
ここで、職務経歴が編年体形式なのか、逆編年体形式なのか、キャリア式なのかが関係してくるわけです。その形式にのっとり自己紹介を伝えていけば、面接する側からしたら居心地よく聞けます。メモを取りやすくもなり、気になった点を後から質問しやすくなります。面接といえども人と人との会話という事です。相手がいるので相手にとって居心地の良い伝え方をしてあげましょう。自分が面接官だったらそうだと嬉しいです。
あと1つ問題があります。それは「退職理由をどこで伝えるか」です。自己紹介と同じく高い確率で質問されます。理由としては、人間関係で退職したのだろうか、同じ理由で退職しないだろうか、今後働くメンバーと合うだろうかなどです。
何が正解かはわかりませんが、村長は自己紹介のパートの際に退職理由も伝えていました。どうせ後から聞かれるので時系列で自己紹介する際に、会社が変わる際に伝えていました。
自己紹介におけるイメージとしては「私はこんな事をしてきた」「だから今はこういう事が出来ます」といった過去と現状の説明です。過去の再現が可能かどうか。それを伝えるべきだと思います。
志望動機
自己紹介と同じく100%に近い確率で聞かれる志望動機です。聞かれるのがわかっているため、こちらも事前準備をしていく必要があります。しかし、そこまで構える必要は無いかと思います。何故ならば、志望動機は他の求職者と大差ないからです。
志望動機の準備
何故志望したのか?求人が出ていたからです。とは言えないため、最低限の準備が必要です。それは募集要項の内容確認と、企業ホームページの内容確認です。
何故退職するのか?転職で何を成したいか?それは何故当社なのか?これら3つの要素がリンクできれば志望動機の説得力は一気に上がります。
説明の方法
自己紹介のパートで述べましたが「過去の再現が可能かどうか」が重要です。過去と現在を自己紹介のパートで面接官に伝えたので、志望動機のパートで「そして今はこういう事がしたい」「それが現在の環境では実現不可能だった」「環境を変えようとこんな努力はした」「だけどどうしても〇〇という理由で叶わなかった」「だからやりたい事が出来そうである御社を志望した」といった、希望と転職動機と改善意欲と現状への見切りと行動について伝えられたら100点では無いでしょうか。
しかし、村長個人の志望動機に関しては薄っぺらでした。特別これといった志望動機はありませんでした。一応、上記に沿うように準備はしていました。以下に村長が使っていた志望動機を記載しておきます。残念ながらペラッペラの内容ですので参考にならないかも知れませんが面接では自信満々に伝えていました。ちなみにこの志望動機は基本的には過去から変わっていません。
「前提として人の役に立ちたい事です。理由としましては〇〇です。というのも△△の会社で経験した◇◇という出来事が根本にあります。そこで御社の募集要項を拝見し✕✕という所に惹かれたので志望いたしました」
先に述べましたが、志望動機というのは求職者の間で大差は無いはずです。どれだけ自分の過去とリンクしているかが重要なのでは無いでしょうか。
退職理由
村長は自己紹介に加えて話しておりましたが、そうで無い人もいると思います。退職理由についても必ずと言っていい程、面接で聞かれる質問です。
退職理由の準備
馬鹿正直に伝える事は駄目です。大半の人が会社に不満を持って退社するはずです。満足しているのに退社する人はいないはずです。そのネガティブな理由をそのまま伝えては面接を通過する事は難しくなります。
どれかでポジティブな要素に変換できるかが勝負です。
退職理由を大きく分けると「人間関係」「金銭」「仕事内容」の3つになります。ほとんどの場合が「人間関係」に属するものと考えます。しかし、人間関係で退社したと言った人を欲しがる会社があるでしょうか?ありません。同じトラブルがあれば、またすぐ退社するだろうと思われるのが関の山です。
従って、第三者が聞いて理解できる、納得できる理由を準備しないといけません。馬鹿正直に事実を伝えることは無謀です。嘘をつく必要はありませんが、きちんと勝負できる退職理由に変換してから面接に挑みましょう。
説明の方法
以前の記事にも記載しましたが、例えば村長の1社目の退職理由の事実は「自爆営業していたのでお金がたまらない・年を重ねても販売し続けなくてはいけない・環境の違いによる同期への嫉妬」でした。これは「自爆営業という環境で次のステップを目指すのではなく、違う環境でステップアップしたかった」に変換して伝えました。
さらに具体的に言うと「自爆営業を防ぐためにお客様に結構強引な販売手法を取らざる負えなかった。その時のお客様の表情があまり嬉しそうでは無かった。私は罪悪感を感じた。そういった仕事を続けるのではなく人の役に立てるような仕事をしたい」という理由に変換して伝えていました。
例えば、ハラスメントが理由で退社した場合もそれを正直に言うと「こちらに非がある」と思う面接官は沢山います。もちろん中には事情を察してくれて理解を示してくれる面接官もいます。しかし、それは伝えてみないとわかりません。50%の確率で、自分は被害者なのに自分に原因があるように責められる可能性があります。そうであるならば、最初から変換して伝えた方がいいと個人的には思います。ちなみに、村長はパワハラでしたがそれについて責めてきた面接官もいました。
逆質問
面接の終わりにほとんどの場合に「質問はありますか?」と聞かれます。質問がすぐ出てくるようなコミュニケーション能力の持ち主ならば事前に準備する必要はありませんが、平凡な人なのであれば事前に何個か準備しておくべきです。
逆質問の準備
逆質問の機会を与える意図は「興味があるのか」「やる気があるのか」などを図っている面接官が多いです。中には親切心から求職者の疑問に答えようとしている面接官も普通にいます。ただ、前者か後者かはわかりませんので、どちらにせよ準備する必要があります。逆質問の内容は一択です。「興味がある」「やる気がある」から「ここを聞いておきたい」という内容です。
但し、事前に準備していた質問が面接の段階で解消されてしまう場合があります。なので逆質問は数個は用意しておいた方が良いかと思います。村長はそれぞれの面接で1個しか準備していっていなかったので、質問がない時は「質問では無いですが、お話をおうかがいさせてもらって今までの経験は活かせると感じました」とか適当な事を面接官に伝えてその場を繋いでいました。
逆質問の方法
選考における面接回数は把握しておきましょう。用意しておいた逆質問を一次面接で全弾放出したは良いけど、二次面接があって逆質問に困るといったことの無いように注意が必要です。
あくまで個人的な考えですが、一次面接では「1日の流れを教えてください」や「具体的な仕事内容を教えてください」など業務に近いことや、「活躍している方に共通するスキルなどありましたら教えてください」など目指すべき姿を逆質問していました。
理由としては、まずは募集要項や企業に興味があるというアピールの意味を勝手に込めて逆質問していました。
最終面接では「入社するまでに身につけた方が良いことがあれば教えてください」や「入社するまでに読んでおいた書籍などありましたら教えてください」など入社する気があるというアピールの意味を勝手に込めて逆質問していました。
何が正解かはわかりませんが、面接を担当している人達は何回も面接をしているわけですので、同じ逆質問を何度も受けています。従って特に構えずに疑問に思った点やアピールに繋がりそうな点を逆質問すればいいのでは無いでしょうか。
面接の反省
世の中には面接対策の書籍やネット記事などたくさんあります。読んでみたら素晴らしいことが沢山書かれています。しかし、ハイスペックではありませんので中々真似できません。大事なことは反省して少しずつ成長していくということです。
普通に「答えられなかった質問」や「答えに詰まった質問」などを挙げましょう。それに対して「次はこう答える」という内容を考えましょう。
他にも失敗したことや、もっとこうしていたら良かったと思う点も挙げましょう。それに対して「次はこうしてみよう」という内容を考えましょう。
自分で考えれない場合は、書籍やネット記事を参考にして真似できそうなことがあれば真似してください。成功している人の真似は成功への近道です。気にせず真似できることは真似していきましょう。以上、《保存版》平凡な人達の面接対策でした。あくまで平凡な人達の面接対策です。年齢によっても異なってきますので予めご了承ください。
次回は平凡な人達のメンタル維持の方法の記事です。
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