ここだけの話はここだけでは済まない

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ここだけの話をする人は沢山います。ここだけの話とは、いわゆる内緒話ですが内緒話が伝言ゲームの様に事実とは異なって噂として広がるのは何故なのでしょうか?

 

ここだけの話をする人の心理

人は他者から認めてもらいたい生き物です。ここだけの話をしたい人は相手が知らない事を自分は知っているという優越感に浸りたいのです。また、ここだけの話を聞かされた人は「自分は特別なんだ」と錯覚します。秘密の共有です。

秘密の共有は認知的不協和にも繋がる。

認知的不協和とは「人は矛盾を抱えると自分を正当化しようとする。そのため脳が錯覚を起こして行動や態度を変えてしまう」事を指します。これは秘密を打ち明けた側にも「この人は特別だから打ち明けた」と自分の行動を正当化しようとするのです。

自分にとって特別な人には好意を抱きやすい。

つまり、人間関係で親密になろうとする場合にこれらの行為は役に立つという事です。ここだけの話は人間関係を良くする潤滑油になりえる。

 

ここだけの話が広がる理由

特別な人に対して秘密を打ち明けるわけですが、ここで忘れてはいけない事があります。これを忘れてしまっている人が沢山います。

特別な人は相手にもいる。

という事です。どういう事かと言うとあなたはAさんを特別に思って秘密を打ち明けましたが、AさんにはBさんという特別に思っている人がいるのです。当然、AさんはBさんに「ここだけの話だけど…」とあなたから聞いた秘密を打ち明けるのです。

ここら伝言ゲームが始まります。

BさんにはCさんという特別に思っている人がいるのであなたの秘密は徐々に広がりを見せつつあるのです。また人の記憶は曖昧で必ず自分の解釈が入るので、一番最初に打ち明けた秘密は変化していくのです。

いずれ自分の耳にも入ってきます。

その頃には、事実と違った内容になっていることでしょう。同じ原理で特に陰口は必ず本人の耳に入ります。ひどい場合だと「○○さんが言ってたんだけど」と情報の発信源がもれなく付録としてついてきます。

 

陰口は止めて陰褒めしよう

秘密を打ち明けたいのは承認欲求を満たすには有効な事なので反対はしません。しかし、その欲求を満たすために他人を蹴落とそうとする陰口は止めましょう。

どうせなら陰褒めした方が平和になる。

争いは争いしか呼びません。平和である事は穏やかに過ごせる条件となります。今は陰口を広めている側だとしても、いずれ陰口を広められる側になるかも知れません。常に自分がマウントを取れないのです。

傷つくのはいずれ自分の番になる。

そうならない為にも、今の自分の言動や行動を改めて自分に関わる世界を平和にしましょう。それが自分のためになります。

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まとめ

人は見たり聞いたりした情報を必ず自分の解釈を入れて発信する生き物です。そして秘密を秘密のままにしていられるのは自分の秘密だけです。

他人の秘密は秘密ではありません。

つまりここだけの話が広がるのは、蛇口をひねれば水が出てくる様に人間が作り出した自然の摂理なのです。

どうせ事実とは違った形で広がるのであれば聞き手にとって嬉しい情報を開示しましょう。陰褒めには自分の世界を平和にする効果があります。みんな、平和に過ごしていきましょう。村長も平和に過ごしたいです。

 

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