インプットとアウトプットの比率を意識する
インプットとアウトプットいう言葉を聞いた事がありますか?インプットとは入力する、取り込むという意味です。アウトプットとは出力する、発信するという意味です。これらインプットとアウトプットはビジネスだけでなく勉学などでも重要な要素です。今回はこのインプットとアウトプットの比率について記事にします。
インプットとは?
具体的なインプットは、話しを聞く事や本を読んだりしたりする事です。つまり、覚えたり記憶しようとしている事をインプットと言います。
情報や知識を自分に取り込む。
という事は何冊もの本や情報を得ていれば、人は成長するのか?と言われればそうではありません。インプットして、記憶として定着してそれを現実に活かさなければ意味があまり無いという事です。ではどうすれば成長できるのか?そこにアウトプットが関係してくるのです。
アウトプットとは?
具体的なアウトプットは、メモを取ったり人に教えたりする事です。つまり、インプットで得た情報を外に発信するという事をアウトプットと言います。
得た情報や知識を自分の外に発信する。
これらをする事が記憶の定着に繋がり、現実に活かす事が出来るステップを踏む事になるのです。従って私達が成長するためには、インプットだけでなくアウトプットも必要不可欠な要素という事です。
インプットとアウトプットの比率は「3:7」が理想
コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツの実験が有名です。子供達にある文章を暗唱される課題を与え、インプットする時間とアウトプットする時間を計測し、最も成績が良かった割合を求めた実験です。
インプットに3割、アウトプットに7割。
つまり、人が成長するにはインプットとアウトプットの比率を考えながら行動に移した方が速度も速くなり、成果も現れるという事に繋がります。
ラーニングピラミッド
アウトプットが重要なのがわかりましたが、具体的にどうすれば良いか?という点については「ラーニングピラミッド」というものが参考になります。
インプットした情報が記憶に定着するには、一番効果があるのが「他の人に教える」という行動になります。他の人に教えるという行動は、自分にとっても一番効果があるのです。しかし、ここで勘違いしてはいけない事があります。
相手に理解してもらわないと意味が無い。
ただやみくもにマシンガンの様に、自分がインプットした情報を他人に伝えるだけでは駄目です。相手に理解してもらうために、伝え方を工夫したり、要素を分解したりして、「他の人のために自ら考える」という行動が効果があるのです。
そこを自分で理解していないと学習には繋がりません。
音読と一緒です。もちろん音読もアウトプットの一種なので学習には効果はあります。しかし、ラーニング・ピラミッドでも表されている様に一番効果があるのが「他の人に教える」なのです。
他の人に教えるためには?
自分がインプットしてきた情報をまとめなくてはいけません。情報の整理整頓です。整理整頓というのは、不要な物を廃棄して、必要な物をすぐ取り出せる様にする事です。この整理整頓をするという行為が重要です。
インプットの時点で感じた違和感を取り除く。
どの本にしろ、どの教育者にしろ、不必要な情報というのは加わっています。いわゆる前置きであったり、伏線です。これらは本当に必要かどうかは受ける人の価値観によって異なってきますが、「より分かり易くするために」を実現するためにはやはり整理整頓をする必要があるのです。
マシンガントークはお互いにとって時間の無駄。
受けては理解していません。何なら途中から聞きすらしていません。そうしているのはマシンガントークをしている人間に責任があります。最初は追いつこうとしたり、理解しようと努力していますが、途中から諦めています。その結果、同じ事を聞かなくてはいけなくなるのです。当然です。聞いていないのですから。
まとめ
インプットだけでは記憶の定着に繋がりません。アウトプットする事により記憶の定着に繋がり、現実に行動に移せるのです。インプットとアウトプットの比率を気にするだけで、自分の成長は変わってきます。
成長は螺旋階段の様なものです。
小さな成功を積み重ねていく事で人は成長します。その小さな成功を積み重ねるのに必要な事がアウトプットなのです。小さな成功は小さなタスクから生まれます。その小さなタスクは自分で設定する事も可能です。
今日はここまでする。今日はこれをしてみる。
こういった単純な事でも良いので、毎日何かしら自分で小さなタスクを設定してそれをクリアーしていきましょう。可能であればその小さなタスクと経緯はメモに残しておきましょう。いずれ自分のモチベーションに繋がります。
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