《保存版②》平凡な人達の転職サイト選び
今回は《保存版》平凡な人達の転職サイト選びを記事にしたいと思います。ハイスペックな人の転職サイト選びではございませんので注意してください。保存版なので真面目に書いてみます。この記事が誰かの役に立てば幸いです。
転職サイトへの登録
以前の記事にも記載しましたが、平凡な人達の転職活動において重要なのは「応募」することです。転職活動を終わらしたいのであれば、応募先を見つける事が何より重要です。応募するには転職サイトに登録する必要があります。
登録方法
転職サイトの登録は基本的に無料です。新規登録画面にいき個人情報を入力します。レジュメに関しては中心となる転職サイトにまずは登録してください。転職サイトによって文字制限や登録可能社歴数は違ってきますが、コピペをしながら文字数調整などを行えば良いかと思います。
◇ Web履歴書
プロフィール、学歴、資格、経験職務などを登録していきます。
登録する転職サイトによって多少内容は異なります。またリクナビNEXTなどは登録した内容の履歴書をWord形式でダウンロードできます。
◇ レジュメ
経験した会社での職務経歴を登録していきます。
登録する転職サイトによって登録可能数が異なってきます。5社以上登録可能なサイトもあれば、3社までしか登録できないサイトもあります。従って、新しい会社と古い会社の時系列は間違わない様にしてください。
登録する内容の例は各サイトに載っていると思いますが、職務経歴書と同様の内容で十分です。手順としては先にレジュメ登録をして、いざ面接の段階で職務経歴書を作成すれば良いかと思います。ほとんどの企業は面接にレジュメを印刷してきますので、いざ面接の場で職務経歴書を提出しても反応は薄いです。つまり、転職サイトのレジュメの内容はとても重要という事になります。
先に述べた様に、転職サイトによって文字数上限が異なってきますので、最初は文字数上限が大きい転職サイトで登録すればコピペの際に対応しやすくなります。文字数を増やすより文字数を減らす方が簡単だからです。
書類選考は基本的にこのレジュメを元に行われますので、一度完成したからといって満足せずに何度も見返してブラッシュアップしてください。
また転職活動の末、見事に希望する会社に入社することが決まったとしても解約せずに、そのまま登録データは残しておくことをお勧めします。理由は再び転職活動をすることがあるかも知れないからです。それが数年後だったとしたら古い会社のことは忘れてしまうからです。
求人検索方法
希望する業界や職種を選択して検索します。
希望年収に関して必ず指定してください。これを指定していないと表示される量が多くなるだけでは無く、例え内定をもらっても条件面で折り合いがつきません。双方にとって無駄な時間になりますのでお忘れなく。
また、極力検索条件面は幅広くした方が良いかと思います。各求人が登録されているカテゴリは転職サイト毎のルールに基づき表示されますので、個人の主観のカテゴリだと検索にヒットしない場合がありますので工夫が必要になります。
また、転職活動には苦戦期間が発生してしまう可能性があります。それは応募先が見つからない期間です。応募先が見つからないという事は、転職活動がその場で止まるという意味です。その際には「職種+求人」などでキーワード検索していきます。今まで、登録していなかった転職サイトや企業独自の求人ページがヒットする場合がありますので活用してください。
応募方法
応募するボタンを押していきます。企業によって予め設定している質問がある場合はそれを入力していけば進みます。応募完了後に希望する面接の日時画面が表示されますが、登録しても登録しなくてもどちらでも大丈夫です。
応募したい求人があれば迷わず応募しましょう。
書類選考に通るかどおかは二の次です。また、会社によっては同じ求人を複数サイトで掲載している場合がありますので、応募した会社は記録にとっておきましょう。いつ応募して、結果連絡はあったのか、面接は何日で、場所はどこなのか。これらを自分で管理しておかないと訳がわからなくなります。エクセルやスプレッドシートで簡単に管理できます。
また、応募管理だけでなくスケジュール管理も必要になってきます。転職活動が活発な時期に突入すると、1日の内に数社面接を受ける場合もあります。GoogleカレンダーなどPCやスマホで見れる様に設定しておいてください。その際には面接場所だけでなく、その他自分にとって必要な情報も登録しておいた方が良いと思います。
大手総合転職サイト
求人数が多い大手転職サイトは必ず登録しましょう。求人更新曜日はそれぞれ違いますので、転職活動中は求人が更新されたらチェックするようにしてください。以下4社は登録しておいて損はありません。
リクナビNEXT
日本最大級の転職サイト。会員構成は若手から経験者まで幅広く、転職主力層の25歳~39歳が6割を占めます。掲載している企業も大手だけでは無く、100名以下の中小企業も6割以上を占めています。掲載している職種も幅広いため、世の中の転職者の約8割がリクナビNEXTに登録していると言われています。
◇ 基本情報
会員数900万人以上。求人更新曜日は「水曜日と金曜日」です。求人を探していて気になる企業があれば気になるボタンを押せば「気になるリスト」で管理できます。メッセージ管理画面は見やすくなっています。応募履歴や送受信したメッセージは1年間は保管される様です。保管しておきたい情報などは別途複製して保存しておく必要があります。
グッドポイント診断について、適性検査の様なものでご自身の5つの強みがわかります。無料なので受けておいて損はありません。職務経歴書などに記載できるネタが見つかるかも知れません。
◇ スカウト機能
企業から「オファー」が届く場合もあります。こちらに関しては、企業側が条件を設定し、その内容で登録している求職者達に送信されるものになりますので選ばれた者の証ではありません。応募をしても他の求職者と同様に書類選考で見送りになることは普通にあります。
また、「気になるリスト」は「企業からの気になる」として「応募しませんか?」や「面接に来ませんか?」などが届く場合があります。「応募しませんか?」については自動で届くように設定されている場合もありますので、それで一喜一憂しないようにしてください。但し「面接に来ませんか?」は採用担当者がレジュメを見たうえで送信している可能性があります。文面通りほとんどの確率で書類選考は免除され面接の場に行けます。
エン転職
エン転職はテレビCMを使ったプロモーションを積極的に行い、利用会員数は800万人以上でリクナビNEXTに次ぐ大手総合転職サイトになりました。但し、掲載件数はまだまだ少ない状況になっています。会員構成は若年層が多い割合となっています。
◇ 基本情報
求人更新曜日は「月曜と木曜」です。サイト構成は基本的にリクナビNEXTと同様ですが各企業の口コミ情報(enライトハウス)のリンクが貼ってあり見たい人はボタン一つで見れる様になっています。
また、応募メッセージ管理画面で「面接対策レポート」が見れます。面接対策レポートは企業ごとに用意されていて、募集背景や求められている人物像などが記載されています。記載されている内容が真実かどうかは別として募集要項の補足程度にはなるので面接の志望動機の作成時に役立つかと思います。
◇ スカウト機能
スカウト機能については「スカウト」と「オファー」の2種類が用意されています。スカウトに関しては、採用担当者がレジュメを見ている可能性もありますが、ほとんどの企業が見ていないものと思われます。中には書類選考免除などのスカウト特典がついているものがあります。オファーに関しては、企業側が条件を設定し、その内容で登録している求職者達に送信されるものになりますので選ばれた者の証ではありません。
エン転職にも「気になる求人リスト」があり「求人応募歓迎」が届く場合があります。自動送信では無さそうなので求職者のレジュメに目を通していると思います。ただし、書類選考免除などでは無いので一喜一憂はしないでください。
マイナビ転職
会員数500万人以上の大手総合転職サイトです。会員構成もリクナビNEXTとほぼ同様になっています。同ブランドで幅広く求人サイトを運営しているので幾分かは会員が分散しているのでは無いかと思います。
◇ 基本情報
求人更新曜日は「火曜と金曜」です。サイト構成などは他の大手総合転職サイトと基本的には同様ですが、無料の転職支援サービスの「履歴書コーチ」は申し込むべきです。第三者視点で丁寧にアドバイスを貰えます。注意点としては1回しか受ける事が出来ないため、再度受けようとしたらアカウントを作成しなおすしかありません。履歴書コーチと似たようなものですが「面接コーチ」も申し込むべきです。面接で良く聞かれる質問に対してのご自身の返答について、第三者視点で丁寧にアドバイスを貰えます。
その他にも適正検査を無料で受けれたり「転職ノウハウ」のメニューは一度目を通して損は無いかと思います。
◇ スカウト機能
スカウト機能については「希望マッチ」「経験マッチ」「応募マッチ」の3種類が用意されています。詳しくはわかりませんが、条件設定されたものに対して自動で送信されている感が凄くします。少なくとも村長はマイナビ転職のスカウトは一度も開封した事はありません。
doda
こちらも会員数500万人以上の大手総合転職サイトです。ただし、先に述べた3サイトと違って転職エージェントがメインと考えて良い転職サイトとなっています。他の転職サイトと違うので最初は戸惑うかも知れません。
◇ 基本情報
転職エージェントサービスがメインと考えた方が良いと思います。求人検索をすると多くの求人が表示されますが、直接応募できるのはごく僅かとなっています。ほとんどの求人が転職エージェント経由での応募となっています。
求人更新曜日は「月曜と木曜」となっています。転職エージェントサービスに登録すると「キャリアアドバイザー」と「採用プロジェクト担当」からの求人紹介メールが届くようになります。エージェントサービスメインなので応募管理なども他の転職サイトと違って慣れないと少しわかりづらいと思います。
◇ スカウト機能
企業からの「オファー」は面接確約なども含めて凄い量が届くと思います。理由としては1つの企業が何度も送れる設計になっているからだと思います。「あなたへ再度の案内です」やなど件名に入れて届きます。画面下部にある「この企業のスカウトをブロックする」を使用して行かないと同じ企業で埋め尽くされますので注意が必要です。
中小総合転職サイト
大手総合転職サイトで応募したい会社があれば良いですが、転職活動が長期化した時は応募したい会社が見つからなくなります。その際は、中小総合転職サイトにも登録しましょう。注意点は登録している転職サイトの数が増えるとその分、求人案内やスカウトなどのメールが多くなってしまいますので、普段使わない転職サイトはメール配信設定をしておきましょう。
◇ type
会員数300万人。求人更新曜日は火曜と金曜。エンジニア系に強い。スカウト機能有。AIの求人提案がある。転職診断テストは「転職活動の診断」です。
◇ イーキャリア
会員数140万人。クリエイター系に強い。スカウト機能有。30秒の自己紹介ムービーが登録できます。第一印象に自信がある方には有利になりそう。
◇ PROSEEK
会員数70万人。求人更新曜日は火曜と金曜。スカウト機能有。全国版と関西版があるようです。わざわざ関西版を別にしているので関西が基盤なんですかね。
◇ Green
会員数60万人。IT、Web業界に強い。スカウト機能有。成果報酬型の求人サイトなので企業側の立場からすると妥協しての採用はしないかなと思います。
◇ Create転職
会員登録無しで応募可能。求人更新曜日は土曜日。スカウト機能有。無料情報誌Createの正社員求人を集めた転職サイトで地元の中小企業が多いと思います。
◇ 日経転職版
日経が運営する転職サイト。日経IDの会員数は1,000万人。スカウト機能有。dodaと同じ様に検索するとエージェント経由と直接応募可能な求人が表示されます。直接応募可能な求人数は少ないと思います。
◇ 転職ナビ
スカウト機能有。無料の転職サポートサービスがあります。電話で転職活動の相談にのってもらえるサービスの様です。転職祝い金が貰えます。
◇ キャリコネ転職
口コミサイト「キャリコネ」を運営している会社なので媒体としては転職潜在層へのアプローチが強み。スカウト機能有。転職祝い金有。
◇ はたらいく
地元の中小企業を検索が強み。更新曜日は月曜と木曜。他サイトの「気になる」に該当する「らいく」サービス有。
性年代別転職サイト
読んで字のごとく女性専門や年代別の転職サイトもこの数年で普及しました。該当する方達はそれらの転職サイトも併用して転職活動しましょう。
女性の転職
女性のための転職サイトです。サイトデザインも女性が好きそうな色調を使用しています。掲載職種に関しても女性特有の職種(事務、医療、ファッション、美容関連)が多いです。大手総合転職サイトの運営会社が女性専用の転職サイトを運営しているケースが多いです。
◇ 女の転職type
会員数80万人。求人更新曜日は火曜と金曜。スカウト機能有。各募集要項にはインタビュー記事や面接対策など記載されていて求職者にとって優しい作りとなっています。
◇ とらばーゆ
リクルートが運営。求人更新曜日は月曜と木曜。美容、ファッション、看護領域に関しては専門サイトが設置されています。
20代の転職
フリーター、既卒、第二新卒などいわゆる若年層向けの転職サイトも昨今普及しました。未経験歓迎の求人が多数掲載されているのが特徴です。
◇ キャリトレ
運営会社はビズリーチですが、ビズリーチと違いキャリトレは自分から企業へのアプローチはもちろん、企業から直接スカウトを受け取ることもできるサービスで、マッチング後は企業と直接やりとりできる転職サイトとなっています。
◇ Re就職
会員数150万人。スカウト機能有。初めての転職活動に優しいデザインになっています。適職診断などもあります。
業界特化型転職サイト
こちらも読んで字のごとく業界専門の転職サイトもこの数年で普及しました。目指しているキャリアがそこに属する場合は、それらの転職サイトも併用して転職活動しましょう。細かく挙げるとキリが無いのでいくつか記載しておきます。
IT・Web業界
IT系の転職エージェントは多数ありますが、転職サイト形式だとそこまで多くは無い印象です。
◇ コグナビ転職
エンジニアの転職はAIの時代へ。掲載している求人は技術職限定となっています。エンジニアスキルを可視化できるスキルツリー、通勤圏内の仕事が一目で分かるマッチングマップなど新しい転職サイトの形かも知れません。
◇ FINDJOB!
デザイナー、エンジニア、ディレクター、ライターなどの職種が掲載されています。求人と求職者のマッチ度が分かるようになっています。
◇ IT転職ナビ
IT、インターネット、ゲーム業界などの職種が掲載されています。スカウト機能有。
医療・看護業界
医療、看護業界は人の出入りが激しいことで周知されています。特に有資格者の採用は大手総合転職サイトでは無く、業界特化型の転職サイトの方が強い状況です。IT・Web業界と同様に医療系転職エージェントは多数ありますが、転職サイト形式だとそこまで多くは無い印象です。
◇ ジョブメドレー
国内最大級の医療介護転職サイトです。会員数は40万人。スカウト機能有。成功報酬型の掲載料金システムを採用しているようです。小規模な事業所から全国に事業所を運営されている企業まで幅広く取り扱っています。
◇ グッピー
スカウト機能有。閲覧される毎に課金される掲載料金システムを採用しているようです。
その他の業界
飲食業界、アパレル業界、美容業界などいくつか業界特化型のサイトがあります。飲食業界なら「グルメギャラリー」、アパレル業界なら「Fashion HR」、美容業界なら「リジョブ」など。先ほどまでと同じく、転職エージェントは多数ありますが転職サイト形式だとそこまで多くは無い印象です。
その他・転職アプリ
最近は上記カテゴリに属さない転職サービスもあります。普及しておらずまだ新しいサービスの段階の転職サービスもあります。一例を以下に記載しますが、これら以外にも沢山あるかと思います。
ミイダス
マッチング形式のサイト。面接確約のみのオファーが届きます。
簡単なアンケートで市場価値が年収で表示されますが、単なる簡単な項目で割り振りされていると思うので当てにしないようにしてください。オファーは沢山きます。職種や地域すら関係なく。但し、希望年収より下がほとんどです。
コンピテンシー診断とパーソナリティ診断の結果は、無料適性検査でありながら優れていると思います。職務経歴書の記述方法とか自身の強みの抽出とかに役立つと思うので是非、登録してこれだけでも診断してみてください。お勧めです。
キャリオク
転職の新しい形として世に出ました。自分の経歴でオークションを開催することで、企業から年収提示付きのオファーを受けることができる転職サービスです。
取り組みとしては新しく魅力的ですが、現状はまだまだ発展途上中では無いでしょうか。評判などを見ているとミイダスと同じで職種や地域など関係さそうです。
最後に
転職サイトの口コミですが全く何の意味もないものと思います。転職サイトを運営している会社が求人を管理していますが、求人を出しているのはそれぞれの会社なので文句がある場合はその会社に言いましょう。
とはいえ、明らかな詐欺求人(釣り求人)だった場合はその運営会社のお問い合わせフォームからクレームをつけたら良いと思います。
村長も昔、面接に行ったら最初から募集要項とは「違った職種なら面接を続けさせていただきます」とか言われて、面接の継続を断った後にすぐにお問い合わせフォームからクレームを入れた事があります。
転職活動は根気よく続けることが大切です。しかし無駄に長期化しないように「何ヵ月以内に決める」など期限をつけてゴールできるように頑張ってください。特に平凡な人達の転職活動を心から応援しております。以上、《保存版》平凡な人達の転職サイト選びの記事でした。あくまで平凡な人達の転職サイト選びについてです。年齢によっても異なってきますので予めご了承ください。
次回は平凡な人達の転職エージェント選びの記事です。
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