《保存版①》平凡な人達の転職活動の進め方

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今回は《保存版》平凡な人の転職活動の進め方を記事にしたいと思います。ハイスペックな人の転職活動の進め方ではございませんので注意してください。保存版なので真面目に書いてみます。この記事が誰かの役に立てば幸いです。

 

STEP-0「ハローワーク手続き」

会社都合、自己都合問わず、無職になってから転職活動をする人は必ずハローワークで手続きが必要です。 そうしないと「失業給付金」がいつになっても貰えません。すぐに再就職先が決まった際にも条件を満たしていたら「再就職手当」が貰えますので、面倒くさがらずに必ずハローワークで手続きを行うようにして下さい。

◇ 持参物 

離職票2枚。雇用保険被保険者証。本人確認書類。写真2枚。本人名義の通帳。印鑑。求職申込書。個人番号確認書類。が必要となりますので忘れないようにして下さい。写真のサイズですが履歴書サイズと少し違いますが、わざわざ指定のサイズを撮りなおさなくても大丈夫です。そのまま渡せばハローワークの職員の方が切ってくれます。

◇ 手続き 

最寄りのハローワークで手続きをします。離職票が会社からいつになっても送られてこない場合でも相談のために行きましょう。ハローワークで手続きが遅れれば遅れるほど、失業給付金の支給までの日数が遅くなってしまいます。土日祝が休みと思いますので注意してください。

◇ 注意点 

ハローワークの職員はかなり事務的な人達が多いです。求職者の味方でもありません。単なる事務を担当する人と思って対応してください。

◇ 受給開始日 

会社都合による退職の場合は「7日間の待期期間満了後」から給付。自己都合による退職の場合は「7日間+2カ月間の給付制限期間を経て」から給付。但し、一般離職の場合は「離職の日以前2年間に、雇用保険の被保険者期間が通算して12カ月以上あること」が条件となります。

◇ 異議申し立てをする場合 

離職理由に納得できずに異議申し立てをする場合は、必ず「証拠」を持参してください。逆を言うと退社する前に「証拠を集めておく」必要があります。先に述べた様にハロワークの職員は事務的な人達が多く、こちらの心情は一切気にしません。

証拠力が低いと判断されると棄却されます。可能であれば「医師による診断書」を退社するまでに取っておいてください。これが一番有効な「証拠」となります。

村長は代表取締役社長によるパワハラが原因で退社しましたが、その「証拠」を持っていき異議申し立てをしましたが棄却されました。理由は「社長がそういった事実はあったが退職勧奨の意図は無かったと言ったから」でした。後は個人で弁護士を雇うなりしてくださいと職員に言われました。

しかし個人で弁護士を雇う前に、ハローワークが決めた事項に対しての「不服申し立て」が無料で出来ます。不服申し立てをすると嫌でもハローワークの所長まで届きます。そこで逆転できる可能性があります。つまり担当する職員によって適当な事を言ってくる場合がありますのでお気をつけください。

 

STEP-1「応募書類作成」

応募書類とは履歴書と職務経歴書のことです。アルバイトとは違い転職活動には職種経歴書は必須です。

◇ 履歴書の作成 

手書き指定で無ければ、パソコンで作成します。その理由は手書きだと大量生産出来ないためです。大量生産する理由は数を打たなくては平凡な人は転職先が決まりません。

◇ 履歴書の内容 

記述内容が少ない型を選択しましょう。口は災いのもとと言いますが、書類についても同様のことが言えます。趣味や特技欄があるものは避けましょう。

経歴詐欺にならないように必要な学歴や職歴は記入してください。アルバイトを書くか書かないかについてですが、雇用保険に入っている場合や応募先にアピールできるのであれば記入しましょう。

◇ 職務経歴書の作成 

A4用紙2枚から3枚を基準に作成します。デザインは決まっていませんがパソコンで作成しましょう。履歴書と同様で手書きだと大量生産できません。

フォーマットについては転職サイトからフリーでダウンロード出来ますので利用しましょう。自分にとって使いやすいフォーマットで十分です。

記述については、時系列で示していく「編年体式」が一般的です。面接官もこちらの形式に慣れているので、こだわりが無ければ「編年体式」を利用しましょう。但し、転職回数が多い方は直近の成果や実績が埋もれてしまう可能性があります。

直近の職歴をアピールしたい場合は「逆編年体式」を利用しても良いと思います。転職回数が多い方は直近の成果や実績を具体的に記入し、それまでの成果や実績は項目だけなどにしてメリハリをつけた方が良いかと思います。応募先にアピールしたいキャリアがはっきりしている場合は「キャリア式」を利用しても良いと思います。

◇ 職務経歴書の内容 

第三者が見るということを前提に、必ず読み手を意識して記入していきましょう。端的に記入して自分の口で補足説明すれば良いと考えるかも知れませんが、そもそも自分の口で補足説明できる機会=面接に進めるかどうかは、職務経歴書の内容次第なのでよく考えて作成してください。

また、面接の段階でもこの職務経歴書を元に質疑応答がされますので自分で記入した内容は記憶しておいてください。転職サイトやエージェントで添削サービスを受けれる場合がありますので利用しましょう。それを参考に何度もブラッシュアップしてより良いものを作成していきましょう。

 

STEP-2「応募」

応募書類の準備が出きると、次は実際に企業に応募していかなくてはいけません。一般的には転職サイトや転職エージェントを利用します。最近は転職に活用できるアプリもありますので、そちらも利用していきます。

◇ 転職サイト 

大手総合転職サイト4社の登録と利用は必須です。リクナビNEXT、マイナビ転職、エン転職、dodaです。更新曜日はサイトそれぞれですので、更新曜日には求人をチェックします。その他、Indeedなど求人一括検索が可能なサイトを有効活用していきましょう。アプリがそれぞれありますのでそちらもインストールしてスマホで見れるようにします。

次点で中小転職サイトやアプリも活用しましょう。type、Green、Create転職、キャリコネ、日経転職版、転職ナビなど手間を惜しまず登録しておきましょう。大手4社と違って毎週確認する必要はありませんが、それらで応募先が見つからない場合に利用してください。平凡な人の転職活動の成功するポイントは「数を打つ」ことです。業界別に特化している転職サイトもご自身のキャリアプランが決まっているのであれば利用しましょう。

◇ 転職エージェント 

こちらも大手総合転職エージェントは登録しましょう。リクルートエージェント、dodaは利用して損はありません。

マイナビエージェントやエンエージェント、ビズリーチなどは複数の人材紹介会社が入っていますので、登録をして気になる求人があれば応募しましょう。それを取り扱ってある人材紹介会社から連絡があると思います。

その他、typeエージェントやSpring転職エージェント、パソナキャリアなど転職エージェントは数多くありますが転職サイトと違って登録しすぎには注意しましょう。また、登録の段階で「ご紹介できる案件はありません」と支援を拒否される場合があります。拒否されても気にしないでください。年齢と転職回数などが企業から条件出しされているので、紹介できるものが無いだけです。

年収500万以上のいわゆるハイクラスの転職エージェントはビズリーチやJRCリクルートメントなどあります。ハイクラス求人を取り扱っていますが、特にビズリーチはそうではありませんので、興味があれば気軽に登録してみてください。

転職サイトと同様に業界特化型の転職エージェントがありますので、ご自身のキャリアプランが決まっている場合は利用しましょう。

◇ 必要応募数 

必要応募数はご自身が納得できる内定がもらえるまでです。それが転職活動のゴールです。10社でゴールできる場合もあれば、100社でもゴールできない場合があります。ゴールできるまで応募しまくってください。根拠の無い応募数平均とか全く関係ありません。他人の転職活動では無く、ご自身の転職活動ですので勘違いしないでください。

 

STEP-3「書類選考」

応募の次は、ほとんどの企業で書類選考が行われます。書類選考とは読んで字のごとく、書類で選考をして面接をするかしないかを決める段階です。人事担当者などが行う場合が多いです。

◇ 書類選考の内容 

年齢、転職回数は必ず見られます。この時点で選別を行う企業が多いです。求人を出す時点で想定の年齢は決まっています。想定20代の求人に40代が応募しても通過しません。また、転職回数に関しては現代の日本においては転職回数が多いと言うのは本人に問題があると思われがちなので「3回まで」など上限数が決められている企業もあります。

◇ 書類選考の通過率 

おおよそ10%~30%程度と言われています。しかし、書類選考の通過率というのは応募する企業によって異なります。今までの経験と全く違う求人に応募しても当然書類選考通過率は低いでしょう。従って、あくまで目安と考えて下さい。

しかし、書類選考通過率が10%未満などの場合は応募先の選定を間違えているか、職務経歴書の内容が悪いかです。原因を追究して改善しないといけません。

 

STEP-4「一次面接」

書類選考を通過するとついに面接が待っています。コロナ禍の影響もあり「Web面接」が主流になりつつあります。一般的に一次面接は人事担当者が相手となります。中小企業などの場合は一次面接で決裁権のある代表取締役社長や役員が出てくる場合もあります。

◇ 一次面接で見られているポイント 

人事担当者が面接をする場合が多いので、二次面接に通すかどうかを見られています。つまり、職務経歴書をもとにしたその人のキャリアの確認。そして人柄です。

書類選考を通過している時点で最低条件は満たしているので、あとは第一印象やコミュニケーション能力、そして想定している職場のメンバーとの相性を見られています。

◇ 一次面接の通過率 

これも一般的には10%~30%程度となります。書類選考と同じく落ちて当たり前の確率ですので、落ちたからといって落ち込まないようにしてください。

いちいち落ち込んでいたらキリがない。

但し、面接が終わった後には必ず振り返り反省をしましょう。上手にできた場合も、できなかった場合も、次に活かせれるようにメモに取ったりしましょう。

答えられなかった質問は何なのか?面接で聞かれることは、ほぼ決まっています。同じ内容でも質問された言葉によって、あせってしまって答えられない場合もあります。そうならない為にも、反省が必要なのです。

◇ 不採用ばかりで疲れてきた時 

一旦休みましょう。無理しすぎると余計に辛いだけです。メリハリをつけましょう。休み方は人それぞれなので何も言いようがありませんが、他人のことは気にしないようにしましょう。

SNSを見ていると同じ時期に転職活動をしていた人達が先に内定をもらう場合に出くわします。その際に、祝福できればいいですが大体の人は弱っているので祝福できません。あせりに繋がります。従って、転職活動で疲れているときはSNSとは距離を置きましょう。それがご自身のメンタルを守る方法です。

 

STEP-5「最終面接」

一次面接を通過すれば、次は最終面接の企業が多いです。中には二次面接を挟んで最終面接をする企業もあります。最終面接の場合は、決裁権のある人達が相手です。

◇ 最終面接でみられるポイント 

キャリアはもちろん見られますが、それより大事なのは相性です。代表取締役社長や役員が相手ですので、求職者を見て「この人は長く働いて貢献してくれるだろう」という人を選びます。企業理念に共感して成果を出せる人材。それこそが求められている人材です。一次面接にも言えることですが面接とは、過去の再現が出来るかどうかを見極められる場です。

◇ 最終面接の通過率 

一般的には50%と言われていますが、どちらにせよ「受かるか受からないか」なので全て50%では無いかと村長は思います。競合が何人いようが50%です。考え方を変換しましょう。例え最終面接の通過率が80%だと言われていたとしても、結局は受かるか受からないかなので50%です。

ここまで来たら通過率は関係ありません。緊張しすぎることの無いように準備だけはしてから面接に向かいましょう。面接は縁です。縁ということは相性です。不採用の通知が来たからといって後に引きずらない様に注意しましょう。

◇ 面接の逆質問 

一次面接でも逆質問の機会はあったかと思います。最終面接でも逆質問の機会が必ずあります。同じ逆質問はしないように注意してください。

逆を言えば、一次面接で全ての逆質問をしてはいけないという事です。最終で困ってしまいます。村長の場合ですが人事担当者には「活躍している人達に共通している項目があれば教えて下さい」など、どんな人たちが評価されているのかを質問していました。

最終面接では「入社するまでに何か身に着けていた方がいいとか読んでいた方がいいとかいうものがあれば教えて下さい」など、入社する意思を示したうえで準備したいので教えて欲しいという意味で逆質問をしていました。

 

STEP-6「内定」

内定が出たら、まずは「おめでとう」です。ご自身が納得できるかどうかはともかく、少なくとも企業から「あなたが欲しい」という意思表示をもらえたのですから自信を持って下さい。

◇ どこまで妥協するか  

これに尽きます。理想の企業はこの世に存在しません。入社する前には理想通りだったとしても入社後にその気持ちが動かないとは限りません。

つまり、どこまで妥協するか?が重要です。今までの記事にも載っていますが、ご自身の中で譲れないものがあればそれは譲ってはいけません。後で後悔します。

優先順位をつけて、ここまでなら何とか大丈夫という企業の内定を受けて下さい。 そうで無い場合は、高い確率で近い内に転職活動を再開するはめになります。

◇ 複数社から内定をもらった場合 

こちらも「おめでとう」です。天秤にかけることが出来ます。条件面以外に、一次面接や最終面接などこれまで接してきた人達の事を思い出しましょう。

転職する理由は圧倒的に人間関係が要因です

その人間関係でマシそうな方を選んだ方が良いと思います。それを図るのは面接で接してきた人達の印象です。転職会議など社員の口コミが見れるサイトもあります。

それらの情報は退社した人達が書いているものです。在籍中の人が書いている場合もありますが、転職を考えている人などです。あれの仕組みは、自分が勤めている会社の口コミを書く事によって無料で違う会社の口コミを見れるということです。

従って、転職した人、転職しようとしている人が書いたものですから不満が絶対にあります。不満が無ければ転職しません。なので鵜呑みにしないようにして下さい。

 

STEP-7「入社するまで」

晴れてご自身が納得できる企業に入社する意思を伝えた段階まで来ました。おめでとうございます。入社するまでに準備することなどあります。

◇ 入社書類の準備 

企業によっては住民票が必要だったりします。人事担当者の指示に従って入社するまでに揃えておきましょう。また、雇入前健康診断を受けなくてはいけません。

ほとんどの企業が自腹で受けされられます。中には会社負担にしてくれる企業もありますが、現在の日本ではごく少数だと思います。雇入前健康診断は自費です。

自費というのは自由診療。つまり医療機関側で値段が自由に決められるということです。相場は8,000円~10,000円です。安いところを探しましょう。

あと企業によっては宿題や入社前研修があるところもあります。不明な点は人事に聞くなりしてきちんと対応できるようにしてください。

◇ 心が晴れやかな瞬間 

おそらく人生で数少ない心が晴れやかな瞬間です。仕事が決まり何日か空いている。心置きなく遊びましょう。趣味に没頭したり、旅行に行ったりして普段できなかったことをしましょう!転職初日からストレスがかかります。今だけは開放されましょう。

 

STEP-8「転職初日」

転職初日。何歳になっても緊張するでしょう。当然です。知らないコミュニティの中に入らなくてはいけないんですから。中途は基本的には即戦力採用です。早い段階で仕事を覚え、成果を出すことが求められています。

◇ 焦りは禁物 

でも焦りは禁物だと思います。年下上司や先輩に仕事を教わることもあるでしょう。態度に気を付けて仕事を教わりましょう。もしかしたらストレスフルな日常かも知れません。でも、時間が解決してくれます。焦らずにいきましょう。

◇ 思い出は美化される 

前にいた会社やそれまでの経験による思い出は必ず美化されます。転職後しばらくはストレスがかかります。そういった時に前にいた会社の方が良かったと思ってしまうかも知れません。転職失敗したかも。不安になるかも知れません。

でも待った。特に前にいた会社の方が良かったというのは錯覚です。そんなことは無い。嫌だから辞めたんでしょ。戻ったとしても嫌になります。

だからこそ焦らずに、せっかく苦労して入社した会社で少しずつ慣れて、慣れた後に急いで成果を出しましょう。最初から急がなくても大丈夫です。

出る杭は打たれる。日本はこの気があります。出来った杭は打たれません。なので、ゆっくりといきましょう。出来った杭の状態になっているのであれば、きっと圧倒的な量と質の仕事をして成果を出していますよ。

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STEP-9「最後に」

転職活動は圧倒的に「在籍中に行う」ことをお勧めします。理由は「経済面」です。転職活動が早期に終わればダメージは少ないですが、長期化すればするほど経済的に厳しくなり冷静な判断が出来なくなります。生きていくために借金してしまうかも知れません。

村長はこれまで過去5回の転職で3回無職になってから転職活動をしました。20代の頃は余裕で決まりましたが、30代、40代となるとそうはいきません。注意してください。

しかし、在籍することによってメンタルが病むのであれば退職した方がいいです。今後の人生に関わってきます。経済的に厳しいかも知れませんが、貯蓄を崩したり、実家に戻ったりして、転職活動をしましょう。少なくとも村長は今回、代表取締役社長のパワハラによってメンタルが病む直前だったので即日退社を選びました。以上、《保存版》平凡な人達の転職活動の進め方でした。あくまで平凡な人達の転職活動の進め方です。年齢によっても異なってきますので予めご了承ください。

次回は平凡な人達の転職サイト選びの記事です。

 

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