いじめ問題:排他的な人は何を求めているのか

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学校だけでなく、社会においても色んな組織で排他的な人はいます。排他的な人は一体何を求めて、どうしたいのか?そんな人達にその被害を受けている本人や、周りの人達は何か出きるのかを考えてみます。

 

排他的な人の特徴

そもそも「排他的」の言葉の意味は「特定の人間、組織、主義主張だけを優遇して他を退ける」事を指します。「排他的な人」とは、排他的な思想を持っているが故に他者を認めない性格の人を指します。

自分の優位性を示したい。

それは個人だけでなく、周りの人達を巻き込む場合があります。その方が自分の優位性を示しやすくなり、同調圧力で1人の対象者を攻撃しやすくなるからです。自分の意見に賛同する仲間を増やしたいという気持ちもあるでしょう。

 

黒い羊効果

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黒い羊効果とは、一匹の黒い羊が白い羊から受け入れられず、排除されるという聖書の故事にちなんでこの名がついています。

他者を受け入れられない集団。

今までの組織の中に黒い羊が一匹入ってくる事によって、その他大勢の白い羊たちには連帯感や一体感が生まれて仲間意識が強まってきます。時としてその白い羊たちは黒い羊を攻撃しようとします。集団となった白い羊たちの前では黒い羊は、攻撃を受ける事によって心身を痛めてしまいます。

羊は群れをなして行動します。

先頭を走る羊が右に曲がれば、その他大勢の羊たちも右に曲がっていくのです。たちが悪いのはその先頭を走る羊がリーダーでは無い事も多々あるのです。

人間も所詮は動物。

動物なので自然とその流れに乗ってしまう人達が沢山います。直接その攻撃に加わったり、側で傍観していたりと、集団に属している方が楽だからです。これはいわば自然の摂理と言えることで大きな流れには逆らえません。

 

出る杭は打たれる

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黒い羊効果と同様に、日本には「出る杭は打たれる」という言葉があります。才覚をあらわす者は妬まれ、妨げられることの例え。また、出過ぎたふるまいをすると憎まれることの例えとして使われる言葉です。

自分の立場を脅かす存在に対して行われる攻撃。

何で他人のことをそんなに意識してしまうのでしょうか?攻撃したからといって何か得るものはあるのでしょうか?

人間は弱い生き物がゆえに自分の力を誇示したい。

自分の優位性を示したいというのは逆を言えば、自分が弱い事を隠して、自分より弱い立場の者を作りたいという心理が働いているかも知れません。もしくは、自分の弱さが相手の弱さをみる事によって、それが鏡の様に感じ取ってしまいそれを打ち消そうとしているのかも知れません。どちらにせよ攻撃することで快楽を得てしまっています。

 

いじめにどう対応すればいいのか

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先に述べてきた様に、自分の優位性を保ちたい、自分の力を誇示したいという欲求が人間には備わっているので「いじめ」は世の中から消えて無くなる事はありません。今はいじめと無関係の人達でもいついじめの対象になるかはわかりません。では、自分がいじめの対象になった時にどうすればいいのか?

攻撃されている事を認識しましょう。

すぐに認識しなくても結構です。荒波を立てたくない人も沢山います。もしかしたら自分がいじめの対象になっている事に気づいていない人も沢山います。でも、身体からサインが必ず出ます。それは最初は発熱や胃痛など人それぞれ異なってきますが、徐々にストレスが心身を蝕んてきます。

身体から出るサインを見逃さない。

心が悲鳴を上げてので、脳が身体のいたるところにSOSのサインを出す様にしているのです。攻撃されてどんどん自分の心が傷ついていっています。攻撃されているので当然です。強い人でもずっと攻撃されていたらいずれ倒れます。

必要なのは勇気を持つこと。

攻撃されている事を認識して、それに対応する勇気を持たなくてはいけません。攻撃されているわけですから相手は敵です。敵に対して行える事は3つ。

 

倒す・守る・逃げる

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敵を倒す

敵を倒すためには、こちらが攻撃に転じないといけません。攻撃せずに敵は倒せません。しかし、1人では倒せない時もあるでしょう。その時は、周りの力を借りるべきなのです。つまり味方を増やす必要があります。

白い羊の群れは一枚岩では無い。

つつけばバラバラになる集団です。白い羊の中から自分の味方を探さないといけません。もしくは黒い羊がその群れに入ってくるのを待つのか。いずれにせよ1人で攻撃に転じて敵を倒すか、味方を増やし敵を倒すかしないといけません。

いじめる側に立ってはいけません。

自分の身を守るために攻撃してくる敵を倒すのはあくまで防御するためです。「目には目を歯には歯を」といった報復では無く、倒す方法の選択を間違わない様にしてください。倒し方はいくらでもあります。

敵から身を守る

次に敵から身を守る方法についてですが、攻撃を受けてもダメージ0になるまで自分を鍛えるか、周りの人達に守ってもらうしかありません。

鍛えるのは能力と心。

攻撃してくる排他的な人より能力を有すれば自然とその攻撃は緩くなりいずれ消えていきます。例え、攻撃を続けてきたとしても「負け犬の遠吠え」です。相手になりません。

自然と周りの人が味方になってくれる。

自分を実直に鍛えていれば、その努力を誰かが見ています。その誰かが、違う誰かに伝えていきいずれ大きな波となり他者からの攻撃を打ち消してくれます。

敵から逃げる

先に述べてきた様に敵を倒す、敵から守るというのは味方を増やさなくてはいけない可能性の方が高くなります。攻撃を受けている中では、決して楽なことではありません。

苦しいのであれば逃げれば良い。

何を悩む必要があるのだろうか。もちろん生活のために仕事をすぐ辞める訳には行かない場合があります。履歴書が汚れるのを気にするのも十分理解できます。しかし

心が壊れてからでは遅い。

心が壊れてしまうと回復するのに時間を有します。もしかしたら、回復できなくなるかも知れません。

心を壊しそうなのに逃げれない理由は?

ありません。生活がかかっているのであれば精神科にいって診断書を書いてもらい特定理由退職者になってください。少なくとも失業給付金はすぐにもらえます。その間に心身を休め次の職場を探せば良いのでは無いでしょうか。

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まとめ

排他的な人はどこにでもいます。攻撃を受ける側の気持ちを考え、自分がそうならない様に注意しましょう。排他的な人って

はっきり言って性格ねじれてます。

他人同士なんだからわかり合う必要もありませんし、わかり合えません。組織の中でいるのであれば人の好き嫌いで仕事をせずに、まともに仕事を出きる様に成長しましょう。

学校でのいじめは別問題です。

そもそも双方がまだ未熟な子供です。やっていい事とやってはいけない事の分別すら、つかない場合がほとんどです。

一人で抱え込まずに誰かを頼ってください。

家族や教師など、自分が信じられる大人に話しを聞いてもらい、一緒になって今後どうするかの選択を考えた方が良いと思います。

 

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