いつか来るであろう大地震に備えて vol.1

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南海トラフの巨大地震が今後30年以内で起こる可能性が80%といわれています。また北海道の根室沖の巨大地震も80%程度といわれ、日本はかつて無いほどの巨大地震の恐怖が目の前に迫っているかも知れません。

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近年起きた大震災

20世紀に入ってから多くの地震が日本だけでなく、世界でも猛威を振るい、多くの人命を奪っていきました。過去を知る事が、未来に起こる悲劇を防ぐ手掛かりとなるかも知れませんので近年に起きた震災を振り返ってみることにします。

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阪神淡路大震災

1995年1月17日5時46分52秒。兵庫県の淡路島北部沖の明石海峡を震源として、マグニチュード7.3 の兵庫県南部地震が発生し犠牲者は6,434人に達しました。

暮らしの土台を崩壊させました。

阪神淡路大震災では多くの建物が倒壊し、大規模な火災も起きました。亡くなった方の8割は倒壊した建物の下敷きになった事が原因と言われています。この、倒壊した建物の多くは現在の耐震規定を満たしていない既存不適格建物でした。

無知が被害を大きくしました。

戦後初の大都市直下型地震。当時、神戸は地震が無いと認識していた方達が多かったと思います。つまり地震に対してあまりにも無防備であった。また、昨今では南海トラフ地震の起こる可能性は80%など言われておりほとんどの人達が地震に対して恐怖を感じておりますが、当時はそれほど大地震が起こる可能性などのニュースはしていませんでした。地震研究の方達は神戸で大地震が起きる可能性はあるという警告を兵庫県や神戸市は黙殺したとも言われています。

いわば被害拡大は人災ともいえるのです。

兵庫県知事が自衛隊に出動要請したのは、自身から4時間以上経った午前10時。遅い。遅すぎたのです。専門家は神戸市長田区など火災による犠牲者は1日以上も経過していた例が多く、 自衛隊が重機を持ち込めば1,000人は救助できただろうと推定しています。

 

東日本大震災

2011年3月11日14時46分18秒。宮城県牡鹿半島の東南東沖130kmを震源として、マグニチュード9.0の日本周辺における観測史上最大の地震が発生し、犠牲者は15,899人に達しました。不明者はいまだ2,529人となっている。

黒い津波が被害を拡大させました。

その黒い津波は町を破壊し、人を飲み込んでいった。犠牲者の死因は「溺死」が圧倒的に多かったのです。その黒い津波は、北海道から関東の太平洋沿岸へ押し寄せ、漁船、港湾施設、住宅や農地を飲み込みました。ニュースや動画サイトで当時の津波の恐怖が見れますが、私達はその恐怖を忘れてはいけないと思います。

原子炉が3基同時にメルトダウンした人類初の原発事故が起きた。

福島第一原発事故は、広島原発と比較して168.5発分とも言われる放射能を放出しました。放射性物質に汚染されたら、ずっと長い間人は暮らせません。

震災には報道されない人による被害。

阪神淡路大震災でも東日本大震災でも多くの犯罪が起きています。非日常的な体験の中、計り知れないストレスが襲い、またライフラインも確保されていないため理性を失ってしまう人達も多くいます。強盗や略奪、暴行や性犯罪。命からがら生き残ったとしても地獄lが待っていた人もいたでしょう。

 

世界で起きた大震災「ハイチ地震」

2010年1月12日16時53分にハイチ共和国で発生したマグニチュード7.0のハイチ地震。死者は31万人ほどにおよび、150万人が家を失ったと言われています。

政府は治安悪化に伴い非常事態を宣言した。

地震の混乱に乗じ、約3,000人の受刑者が看守などの銃器を奪い刑務所から脱走。被災地での略奪行為などを扇動していると見れらた。加えて、政情不安もあり復興が遅くなっていきました。

 

世界で起きた大震災「スマトラ島沖地震」

2004年12月26日にインドネシアのスマトラ島沖で発生したマグニチュード9.1のスマトラ島沖地震。高さ10メートルの津波が押し寄せ、死者は22万人におよぶ。

観測体制の不備から世界最悪の人災による悲劇のひとつと呼ばれた。

当時、インド洋各国には津波警報国際ネットワークが無く、2時間後に津波が到達する地域においても避難勧告を出す事が出来ずに多くの使者を出す一因となった。

 

世界で起きた大震災「チリ地震」

1960年5月22日に南米チリで発生したマグニチュード9.5の超巨大地震。20世紀以降で世界最大の地震。本震の38時間後にコルドン・カウジェ山も噴火した。

この地震により大規模な地殻変動が確認された。

それほどの巨大な地震でした。また、本震発生から約15分後に18メートルの津波がチリ沿岸部を襲った。この津波は日本の三陸海岸沿岸にも襲来し各地に被害をもたらしました。 

 

地震が起きた時に取るべき行動

もっと身近に感じられる様に説明していきます。巨大地震が起きた時に平常心でいられる人はいないと思います。また何時に起こるかもわかりません。多くの人達が行き交う通勤時間かも知れませんし、誰もが寝静まった深夜かも知れません。その時、その瞬間の行動が生死を分けるのです。

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ケース1:電車に乗っていたら…

想像した事がありますか?地震が起きた時に電車に乗っていたら...

地震が起きると急ブレーキがかかります。そうすると進行方向へ身体が飛ばされます。人がどんどん飛ばされていき「圧死」の可能性が高くなってしまいます。

手すりなどに捕まるか、頭を抱えしゃがみこみ「飛ばされるのを防ぐ」必要があります。

電車が脱線してしまった場合は生き残る可能性は限りなく低くなると思われますが同じ行動が必要になると考えられます。つまり、座る位置も重要という事になります。進行方向側に身体を支えるものがあれば助かる確率は上がるのでは無いでしょうか。

また、揺れがおさまり無事だったとしても、自分の判断で外に出る様な事はおすすめ出来ません。特に地下鉄の場合は光も無くどこに電気系統があるかもわかりません。そこに触れてしまい感電してしまうかも知れません。

やはり「車掌の指示を待つ」のが最善です。

電車に乗っていた場合は、飛ばされるのを防ぎ、車掌の指示に従う事を覚えておきましょう。それが生死を分ける瞬間かも知れません。しかし、車掌が亡くなってしまう場合は当然予測出来ます。そうなると、救助を待つか自力で脱出するかになります。しかし、救助は期待出来ません。そうなると外に出るしかありません。

脱出する場合は「線路の真ん中を歩く」のが生き残る可能性としては上がります。

五感を研ぎ澄まし、音や匂いに注意しながら歩きましょう。決して、諦めずに生き残ってください。

 

ケース2:車を運転していたら…

激しい衝撃が襲うでしょう。そうなるとハンドルを取られてしまいます。別の理由でも良いのですがハンドルのコントロールが効かなくなった経験をした人は普通で考えるとごく少数です。

絶対に「急ブレーキ」をかけてはいけません。

焦る気持ちをグッと抑えてください。ハザードをつけ減速しながら安全な路肩に停車してください。急ブレーキをかけてしまうと、自分の後ろを走っていた車が突っ込んでくる可能性が高いからです。揺れがおさまった後に、時間的な余裕があるのであれば安全な方向へ避難していきましょう。

しかし、海沿いの道路を走っていて津波の可能性があるのであれば時間的余裕はありません。一瞬の判断が生死を分けるのです。東日本大震災でもあった様に、車で批難するのは間に合わないかも知れません。

それならば「車を捨てて高台へ」走りましょう。

大切な車だと思いますが命には変えられません。同乗者がいるのであれば一緒に逃げましょう。小さい子供がいるのであれば抱えて走りましょう。

 

ケース3:歩いていたら...

激しい揺れで立っていられる状況ではありません。無理に立っていようとせずに、頭を抱えてその場にしゃがみこんで下さい。しかし、歩いていた場所によっては建物の倒壊があるかも知れません。

老朽建物やブロック塀などの危険個所から離れましょう。

揺れがおさまった後に、近くの丈夫なビルや広場に一次批難をして様子を見るしかありません。決して慌ててはいけません。人の混乱がさらなる混乱を呼び起こします。自分の身を第一に考えましょう。

 

ケース4:家の中にいたら...

起きているのであれば、タンスや本棚などから離れ丈夫な机などの下に身を隠し頭を守って下さい。決して、無理な行動はしないで下さい。

揺れがおさまってから火の始末をして避難口を確保しましょう。

時間があるのであれば避難用具など準備しましょう。慌てて外に出てもいけません。テレビやラジオ、スマホなどから情報を得るのが大切です。

忘れてはいけないのが「靴」です。

裸足では歩けません。すぐに履ける様に可能であれば玄関だけでなく「寝る場所の近く」に靴を別に用意しておきましょう。土足厳禁とか言ってる時ではありません。すぐに靴を履きましょう。

 

ケース5:ペットはどうすれば...

ペットを飼う家庭が増えていると思います。地震が起きた時に「家族の一員」と呼ばれるペット達をどうすれば良いのでしょうか。

災害でペットを守る事が出来るのは飼い主だけです。

つまり、自分が無事でないとペットは守れないのです。東日本大震災の際に取り残されたペット達の報道が流れていたと思います。ペットを飼うという事は「ペットの防災」に対しても認識しておかなくてはいけないのです。

基本的には同行批難をするしかありまん。

言葉が通じないので、同行批難が出来る様に「日頃からのしつけ」が最も有効な対策では無いでしょうか。ペットを落ち着かせ、逸走やケガなどに注意して避難しましょう。

 

まとめ

地震はいつ起きるかわかりません。もしかしたら、明日起こるかも知れません。 起こってしまったら、もう他人事ではいられません。ヘラヘラしている余裕なんてありません。一瞬が勝負になるのです。

何事もイメージする事が重要です。

いつ、どこで、どのように状況で、地震が起きた時に自分達が取る行動を可能な限り「知識」として蓄えておきましょう。「知識」があればそれの対応策を考える事が出来ます。対応策を考えれば、それに必要な準備をする事が出来ます。

この記事の続き「いつかくるであろう大地震に備えて vol.2」はまた後日。 

 

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